このブログにはあまり触れてないけれど、映画が好き。

最初に映画にはまったのは学生の頃。
どういう方向性のもとにそんな予算がおりたのか分からないけれど
僕の通う大学の図書館に、おそらく数千枚はLDが所蔵されていた。
その頃はDVDなんてなかった頃だったんでLD。

それが学生証があれば無料で見放題。
親に高い授業料払ってもらっていたので実際は無料には程遠いけれど。

今となっては考えられないほど時間をもてあましていたということもあって
1日1本観ることが僕の日課だった。
しかもその辺のツタヤより映画が豊富だった。
そうして素晴らしい映画にたくさん逢えた。

好きな映画監督はたくさんいるけど、そのうちの一人がスタンリー・キューブリック。
映画も題材が違えど監督の特色が作品に如実に表れる。


そしてベタですが、キューブリックのなかでも時計じかけのオレンジが一番好き。
暴力シーンが多く、そこには賛否両論があるし、僕はそのシーンは嫌いだけど
そういうシーンも全て含めた上で好きな映画。矛盾してるけど。


この映画ではナッドサット語という言葉が使われていて、そのセリフは日本語には
訳されていない。それがいい。
文脈でなんとなく意味は分かるし、その言葉があるからこの映画が生きている。

そして40年近く経った今でも新鮮な映像。
初めて観て10年以上経つけど、何回観たか分からない。
サントラもいい。

オープニングの赤だけで完全にやられ、全く抵抗できずにこの映画に連れ込まれた。
何をどう考えたらあんなオープニングになるんだろうか。

イメージフォーラム 1988 4月増刊 キューブリック KUBRICK

  • 出版社/メーカー: ダゲレオ出版
  • 発売日: 1984/03/01
  • メディア: ムック