安藤雅信
オランダ皿 

date :2000年
material :白釉陶器
manufacturer / client :安藤雅信工房 /Japan
入手日         :2019年11月





北欧もいいけれど、日本の食器にもいいモノがたくさんある。
安藤雅信のお皿。

直径13センチぐらいの、オランダ皿と呼ばれているモデル。
ソーサーかと思うぐらいリムが大きくて、使いにくいのかと思ったけど、意外と使える。

1997年に古道具坂田が開催したオランダ白釉陶器展で、衝撃を受けて3年かけて再現したそう。
白だけでも100種類以上作って色々試したそう。オランダ皿にはマットな白の釉薬が使われています。

オランダ展なら17世紀のデルフト白釉だったのかなぁ。デルフトの白釉だと割れてても、今やすごい価格になってる。


上から見るとあまり分からないけれど、この横から見た時の手仕事が伝わってくるフォルムがたまらなくいい。
世にある食器と比べると決して安くはないけれど、1点1点ハンドメイドと考えたらすごく安いと思う。

2枚持っているけど、先日不注意で割ってしまった。
普通ならそこでおしまいなんだけど、このオランダ皿は違う。
デルフトもそうだけど直して使ったり、欠けたまま使っても許される感じがある。

安藤政信氏は、欠けた状態でも美しく使えることを意識しているらしい。
白い釉薬ならその白に近い土の色を使って作っていて、割れてもあまり目立たないようにしているとのこと。


確かに割れ部分が同じ色。
今まで割れた皿を使ったことはなかったけれど、普通に使っています。
これは偶然か分からないけれど、割れた部分も鋭利ではなく、皿洗いのときにも気にならない。

たぶん、10年後も飽きずに使っていると思う。


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