家でつかうものを新調するときは、せっかくなら見るたびに嬉しくなるようなモノがいいと思いませんか。
家の中にあるだけで、目に触れる機会は必然と増えます。
それがお気に入りのモノならいうことないですよね。

筆者は、北欧に20年近くはまっており、いまだに飽きていません。今回はそんな魅力のある北欧のレトロな魔法瓶を紹介します。

それはステルトンのバキュームジャグです。

◆なぜステルトンのバキュームジャグは魅力的なのか

❶約10年前に購入したけれど、いまだに現役だから

昔、記事にした約10年前に購入したステルトンのバキュームジャグ。
あまり使わない時期もあったけれど、いつまでたっても飽きないデザインで、何回見ても惚れ惚れします。


❷ステルトンは設計にはこだわりを持っているから

これはデザインしたエリック・マグヌッセンの影響が大きいと思います。

側面にある黒丸のボタンのようなものは、本当にボタンとして機能していて、両横のボタンを同時に押すことで上部がパカっと外れます。

ボタンは若干硬めで、僕の手では片手では両方一気に押せないから、両手を使ってボタンを押す。

❸ステルトンバキュームジャグは内部のデザインまでこだわっているから
中を見ると、何か入っている。
最近はあまり見なくなったけれど、ガラス製の魔法瓶が格納されています。
衝撃をあたえると割れてしまうというデメリットはあるけれど、繊細に取り扱う意識を持てることがまた良いです。


取り出してみるとこんな感じ。
古き良きアメリカ。みたいなワクワクするようなデザイン。
デンマーク製だけど。


取り出した後はこんな感じ。
そこに魔法瓶を固定するようなステンレスの部品がある。
最近のモデルはこれがプラスチック製になっているようです。


❹見た目のシンプルさとは裏腹に、分解してみたら内部ににこだわりを感じるから
外から見ると凄くシンプルなデザインだけど、部品を全部バラバラにすると、結構なパーツ数。
パーツが多いということは、どこかが痛んでもその部分だけ取り替えることができるので、長持ちする。
こういうところが、発売して40年以上になるにも関わらず、いまだに定番品である所以かも。

例えば今年発売された水筒で、40年後にデザインが変わらず残っているモノなんて皆無だと思う。
そう考えると、すごいデザインを生み出している。


❺ユーザー目線でキャップが2種類付属しているから
キャップは2種類あって、傾けた時だけ中身を注ぐことができるロッカーストッパー。


持ち運びに便利な、しっかり密封できるピクニックストッパー。


ピクニックストッパーは裏側を見ると、「PICNIC」と刻印がある。
こんなの刻印する必要がないし、ほぼ誰も気づかないし、余計な手間とコストがかかるだけなのに。。
そういうところが愛くるしい。



❻コーヒーサーバーとして使うことができるから

少し時間のある時に、多めの豆を挽いて、一気にドリップする。
これでしばらくはすぐに熱々のコーヒーが楽しめる。


コーヒーで使うときは、ロッカーストッパーで。
いちいち開け閉めが不要で、小ぶりなカップで飲む時は特に楽ちんです。
さらに10年後も愛用していると思う。