瀬戸内国際芸術祭に行ってきた。

舞台は岡山県と香川県のあいだにある7つの島。
なかでも直島が有名。
直島。出会う人出会う人にずっと熱く語ってきたすきな島。

実家が直島まで車で約1時間と、比較的近いんで実家を拠点にして2日間アート巡りにどっぷり浸かってきました。
久しぶりの休日で身体を休めるかアートに揉まれるか考えたけど、やっぱり好きなことして精神的に発散させることで身体も自然に回復する。

どの島に行こうか迷ったし、できるなら全て見たかったけど、ゆっくり見るなら5日~7日ぐらい必要とのことだったんで狙いを絞りました。
それは豊島。

1日ゆっくり巡るには良い大きさだと思った。
徒歩やバスで島を巡るんだけど、こういう自然を生かしたアートに触れるときにはできるだけ時間を気にしたくなかったのもある。実際バス1時間待ちなんてざらだった。
でもそのバス待ち時間がまたいい。普段だったらイライラするはずなのにまぁ待つかって気にさせてくれる不思議な空気がある。

素晴らしいアートがたくさんあった。写真や言葉では伝えきれない魅力がたくさんあった。


出港前。
人ごみは苦手。。


トビアス・レーベルガー あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする

約40分で到着後、一番近いアート。
こういう誰も住まなくなった家をアートとして復活させる作品が多い。



こんな感じにあちこち看板が立ってるんで迷うことは少ないです。
作るのたいへんだっただろうな。



塩田千春 遠い記憶



安部良 島キッチン

カフェでビール。昼のビールがまたすき。
席がいくつかの島のように離れていてなるほどな島キッチンだった。



山道とか歩くかなと思いブーツで挑んだけど、靴を脱いで入るアートがとても多くて脱ぎ履きが面倒だった。



森万里子 トムナフーリ

豊島の中で一番心にきたアート。
見た瞬間言葉が無くなって吸い込まれるようだった。その場にいた人全員が無言だった。そしてまた池は歩けるんじゃないかというように固まってた。暑かったけど心地よい風が吹いて30分ぐらいじっとしてた。
写真じゃ伝えられない。


大阪芸術大学 ノリとたゆたう。

昼ぐらいにきたら中で気持ちよく寝てたと思う。
全然違うモノだけどパントンのファンタジー・ランドスケープを思い出した。


他にもビューティやストーム・ハウスなんかも良く、まだまだたくさんのアートがあったけど、余裕をもって廻ったこともあってほぼ全てのアートに触れることができた。
17:00までのアートが多いんで、全部見ようと思ったら1日は必要だと思う。

島を歩いてて、車が通れない細い路地が多かった。
道の作り方からして今とは違う。
そこで時が止まっている。そこには寂しさもあったし、良さもあった。