イッタラのキャンドルホルダー [食器]

Timo Sarpaneva(ティモ・サルパネヴァ)  Festivo(フェスティヴォ) キャンドルホルダー
date :1966年
material :ガラス
manufacturer / client :iittala(イッタラ) /Finland
2011

サルパネヴァ8.JPG
ティモ・サルパネヴァのキャンドルホルダー。
イッタラ製のヴィンテージ。

1966年にデザインされたシリーズで、氷からインスパイアされたそう。
これは高さ12センチだけど、他にも高いのや低いのやいろいろバリエーションがある。

サルパネヴァ2.JPG
ヴィンテージというだけじゃなくて、ボロボロだけど箱付きというのがまた嬉しい。
使うにはこの箱の写真にあるようなキャンドルがベストなんだろうけど売ってるのみたことない。
フィンランドでは一般的な形なんだろうか。
普通のロウソクを灯してみたいけど、なかなかそんな機会もない。

サルパネヴァ3.JPG
箱の中は発砲スチロールが入ってた。
この時代には発砲スチロールはもうあったんだと思って調べてみたら1950年にドイツで発明されたらしい。
この発砲スチロールはおそらく1960年代後半から70年代前半のモノだろうけど、見た感じ今の発砲スチロールと一緒にしか見えない。
これはこれで偉大な発明だな。

サルパネヴァ.JPG
こんな感じに入ってました。



僕の中でサルパネヴァと言えばイッタラ。今も現役のイッタラのロゴをデザインした人。
このロゴは少しずつ変化はあるけど根本は変わってない。

サルパネヴァ7.JPG
このフェスティバのロゴシールは初期。フィンランドの氷のような形。

サルパネヴァ5.JPG
少し前のデザイン。

サルパネヴァ4.JPG
現行。フィンランドの文字が消えてる。世界で作ったり展開するために消したのかな。


サルパネヴァ6.JPG
しかしこの手吹きのガラスの存在感は圧倒的。ひとつとして同じモノが無い。イッタラは今でも高級ラインは手吹きみたいだけど、これを復刻させるのは相当難しいんじゃないかと思う。




ふと思う。こういうモノを取り上げてここまで読んでくれる人はほんとに有難い。
僕にとってイッタラを語ることはとても楽しいことだし、こういうモノの良さについて一緒に語れる人がいれば、例えイッタラを知らない人であっても凄く嬉しいこと。
イッタラ製品の高いモノは手吹きの技術を感じ取れる芸術作品かと思えるようなモノがたくさんあり、安いモノは安いなりにそのへんの店で売ってるガラス製品とは違い、時の試練に耐えうるデザインと質のモノが多いと思う。

1000円ぐらいで買えるモノもあるし、何の考えもなしに500円ぐらいの使い捨ての気持ちで買うのなら、少しだけお金を足してもらって、残るデザインのモノであったり質の良いモノを知って欲しい。
良いガラスのグラスは使ってて気持ちがいい。時を経ても透明度が違う。

偉そうに言うつもりは毛頭無いし、まだまだ知らないことが多いけれど、食器が好きで少しは散財してきて思うことです。
食器で豊かな生活を感じるなんて10年前は考えたこともなかったから尚更に。




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