安藤雅信のカップ&ソーサー(カプチーノ) ミナペルホネンコラボ [食器]
安藤雅信 カプチーノ カップ&ソーサー
date :?
material :白釉陶器
manufacturer / client :安藤雅信工房 /Japan
入手日 :2017年7月
安藤雅信のカップ&ソーサー。
これはカプチーノというモデルで、やや小ぶり。
なみなみと注いで140〜150ccぐらい入ります。
安藤さんの食器はどこにでも売っているわけではなく、ネットでも売り切れが多くて、チャンスがあれば欲しくなる。
これは岐阜県多治見市にある安藤さんの拠点、ギャルリ百草で手に入れた。
ギャルリ百草にはちょっとしたカフェもあって、そこでコーヒーを頼むと、このカプチーノに淹れられて出てくる。そこで一目惚れでした。
安藤さんは、10代の終わり頃からコーヒーにはまっていたようなので、このコーヒーカップも相当、試行錯誤した作品なんだろうなと思う。
片口のような形状。
手に持つ時に、少しだけ指の負担をおさえる取っ手の形状。
取っ手が破損した時には、焼き直しも受け付けてくれているとのこと。
たまたまミナペルホネンとのコラボカップがあって、そちらにした。
ミナペルホネンの服やアパレルとしての考え方も好き。
そのコラボだったので。
ミナの蝶々がプリントされています。
ミナペルホネンの皆川さんと、安藤さんは交友があるようで、2010年からギャルリ百草で、ミナペルホネン展を定期的に開いているそうです。
2人の共通点は、特別な日常の為の食器や服を作っている。と何かで見た記憶がある。
特別な日常。
少し値段が張っても、使うたびに喜びを感じることができて、長く使い続けたいというオモイに応えてくれるブランドはあまり無い。
日常使いしています。おすすめ。
安藤雅信のオランダ皿 [食器]
安藤雅信 オランダ皿
date :2000年
material :白釉陶器
manufacturer / client :安藤雅信工房 /Japan
入手日 :2019年11月
北欧もいいけれど、日本の食器にもいいモノがたくさんある。
安藤雅信のお皿。
直径13センチぐらいの、オランダ皿と呼ばれているモデル。
ソーサーかと思うぐらいリムが大きくて、使いにくいのかと思ったけど、意外と使える。
1997年に古道具坂田が開催したオランダ白釉陶器展で、衝撃を受けて3年かけて再現したそう。
白だけでも100種類以上作って色々試したそう。オランダ皿にはマットな白の釉薬が使われています。
オランダ展なら17世紀のデルフト白釉だったのかなぁ。デルフトの白釉だと割れてても、今やすごい価格になってる。
上から見るとあまり分からないけれど、この横から見た時の手仕事が伝わってくるフォルムがたまらなくいい。
世にある食器と比べると決して安くはないけれど、1点1点ハンドメイドと考えたらすごく安いと思う。
2枚持っているけど、先日不注意で割ってしまった。
普通ならそこでおしまいなんだけど、このオランダ皿は違う。
デルフトもそうだけど直して使ったり、欠けたまま使っても許される感じがある。
安藤政信氏は、欠けた状態でも美しく使えることを意識しているらしい。
白い釉薬ならその白に近い土の色を使って作っていて、割れてもあまり目立たないようにしているとのこと。
確かに割れ部分が同じ色。
今まで割れた皿を使ったことはなかったけれど、普通に使っています。
これは偶然か分からないけれど、割れた部分も鋭利ではなく、皿洗いのときにも気にならない。
たぶん、10年後も飽きずに使っていると思う。
タグ:食器
横須賀美術館/山本理顕 [アート]
山本理顕
横須賀美術館
date. :2007年開館
place. :神奈川県横須賀市鴨居4−1 /Japan
電話 :0468451211
開館時間 :10:00〜18:00
休館日 :毎月第1月曜日(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日
駐車場 :有(1時間320円 1日上限1,600円)※展覧会観覧の場合は1時間無料
訪問月 :2020年12月
公式HP:https://www.yokosuka-moa.jp/
横須賀の市制100周年を記念し建てられた横須賀美術館。
目の前に東京湾が広がる三浦半島に建つ美術館。
美術館の前に広がる芝生が気持ち良さそうで、愛犬と車で行ってきました。
敷地の芝生はペット可です。(リード必須)
駐車場は美術館の地下にあり、割と小ぶりな美術館にしては、結構台数も停められる。
展覧会観覧の場合は1時間無料です。
ゆっくり観覧して、敷地を愛犬とぐるっと回って2時間ぐらいの滞在だった。
本格的なレストラン「アクアマーレ」もある。
3000円以上の食事で駐車料金が1時間割引とのこと。
美味しそうだったんで、次はここで食べてみたい。
建物はファサードがガラスと鉄板の入子構造になっていて、遠くから見た印象と近くから見た印象が違う。裏へ回ると裏にもちょっとした芝生広場があって、裏の山側からも入館できる。
おそらく近所に住んでいるであろう人たちが、犬の散歩をしたり、芝生でストレッチをしてたりと、地元に溶け込んだ感じがまた良かった。
この美術館には、図書館もあって、かなりこじんまりとしてるんだけど、美術に関連する書物に絞られていて見ていて飽きなかった。ミナペルホネンの本とかもあったり。
こんな図書館が近所にあれば理想なのに。
裏の山側からか、館内から階段を上って(エレベーターもあり)屋上に出ると、東京湾が見える。
たくさんの船も見えて、横須賀を感じられます。
ちょうど、色鮮やかなたくさんのコンテナを積んだタンカーが。
海外に行けない今、これだけでもワクワクする。どこの国から来たんだろう。
普通に車で来ると見つけにくい、入り口。1周して気づいた。
若林奮氏の作品。奥に見えるのが横須賀美術館。
企画展は倉重光則氏と
天野純治氏の作品が展示されていた(※2020年12月25日まで)
その他に常設展も所蔵作品は絵画を中心に結構なボリューム。
絵画は(も)全く分からないけれど、朝井閑右衛門の絶筆の「薔薇」は凄いと感じた。
これはパンフレットやネットでは分からない、一見の価値がある作品だと思った。
遠くから見たり、近くに寄って見たり。1番長く見ていた。
朝井氏は「単にバラを描くのではなく、画面の上で新種のバラを咲かせているのである」と言ったそうです。