チャールズ&レイ イームズのサイドシェルチェア [家具]

Charles &Ray Eames(チャールズ&レイ イームズ)  DSS サイドシェルチェア
date :1950年
material :FRP (オレンジ:ナウガレザー、イエロー:ファブリック)
manufacturer / client :HermanMiller(ハーマンミラー) /Usa
2004


最近単純にブログさぼり気味です・・・。
いろんなことやる気がでないなぁ。
環境が変わって確実によい方向に物事は進んでいるけれど。


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もっと毎日がわくわくしてた頃に購入したイームズチェア。

家具のことあまり知らなくてもイームズのこの椅子のことは知ってる人は多いんじゃないかな。
デザイナーズ家具が好きだったら知らない人はいないと思う。

僕が初めて憧れ、名前を知ったデザイナーズ家具はイームズでした。
当時勤めていた会社の先輩の家にずらっと並んでいてすごく羨ましかったのを覚えてる。

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当時の雑誌。表紙デザインには時代は感じるけど、椅子そのものは今でも魅力がある。

夫:チャールズと嫁:レイの二人でチャールズ&レイ イームズ。
二人で好きなモノに没頭して二人でデザインしてあらゆるモノを残した。
椅子や家具や建築だけでなく、当時の最新の技術を活かしてレッグスプリントという義足まで作ってる。
そして二人が一緒に写っている写真はほんとに幸せそう。理想の夫婦だなぁ。


イームズ.JPG
そのイームズの中でもおそらく一番定番のサイドシェルチェアのヴィンテージ品。
オレンジはナウガレザー、黄色は当時のファブリック仕様。
ちなみにナウガレザーといっても本革ではなく合成皮革。発売当時はまだ合成皮革が一般的ではなく何の動物の皮なのか問い合わせが殺到したので架空のナウガモンスターを作り上げ、「ナウガの革を使っています。牛などの動物は一切殺していません!」と広告を打ったそう。なんともユーモアに溢れた会社。

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このナウガレザーで作られたナウガモンスターの人形も人気がある。

リプロダクト品が大量に出回り、正規復刻品としてはちょっと前まではヴィトラから、そして今はハーマンミラーから出ている愛すべきデザイン。
でもヴィンテージとの決定的な違いは素材。ヴィンテージはFRPだけど現行品はPVCで質感がまったく違う。
好みの問題だけど、僕はFRPが好き。今はエコという観点から作るべきじゃない素材だけど。
パントンのパントンチェアなんかもやっぱりFRPが美しい。

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これは正確にはハーマンミラーの正規代理店モダンファニチャーセールスのモノ。
いわゆるハーマンミラージャパン製。
おそらく51.6.11というのは製造年月日を表すプリント。
日本製ということで昭和51年6月11日だと思う。


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このサイドシェルチェアには脚の種類がたくさんあって、これはスタッキングベースと呼ばれるモノでスタッキングができる。その名のとおりに。他にもHベースとかエッフェルベースとかあってベースによって価格が違う。

我が家では長年スタッキングされたまま眠っていたところ弟が新居に移ることとになり、弟の家にいくことになった。


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ユールとマーリと一緒に車で。
マーリは風をきって走るのが大好き。

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そして新しい家具と一緒にならべてもらいました。
どんなモノでも使ってこそ存在する価値が上がる。
より使ってもらえるところに行くことがモノにとっても幸せだと思う。






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